The Cat Lady 実況プレイ Part07

とてつもなく不快な経験をした後は、平凡な日常が幸せに感じるものです。
シャワーを浴び、チーズバーガーを食べ、コーヒーを飲み、煙草を吸い、ピアノを弾き、猫にエサをやる。
これを幸せと言わずして何と言おう。



今回から画質が上がります。
数少ない日常回です。
もうすぐ第二、第三の寄生虫が襲来しますから、つかの間の休息ということで、視聴者の方々もホッコリしててください。
じきに阿鼻叫喚の地獄絵図が始まります…

日本では電気代は月払いということになってますが、イギリスのアパートの中にはコイン投入式の電気メーターを導入してる所もあるようです。

electric_meter
こんなの



このゲームでは異常な殺人鬼がわんさと出てきますので、今回は実在の殺人鬼を扱ったアメリカの漫画「My Friend Dahmer(我が友 ダーマー)」をご紹介します。
1978年から1991年にかけて17人を殺し、世間を揺るがした連続殺人鬼ジェフリー・ダーマーのお話。
作者のダーフ・バクダーフはなんと高校時代に、ダーマーと友達でした。
ダーマーとの高校生活の思い出が語られます。

MyFriendDahmer

この漫画を読むと、異常殺人鬼は親と社会が作り出すものなのか、と考えさせられます。
ダーマーは知恵遅れ(これも今や差別用語ですが)のものまねをすることで友人の人気を得ますが、実はそれは重度の神経症だった母親の真似をしたものでした。

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早くに父が家を出て、精神を病んだ母親も家を出て行き、完全に孤独になり心が崩壊した彼は世にも恐ろしい殺人(頭蓋骨に穴を開けて塩酸を流し込んだり、人肉を食べたりした)に手を染めます。

圧巻は、作者が友人達から見物料を取って、ショッピングセンターでダーマーの「気違いショー」を見せるという遊びをする場面です。
ダーマーは買い物客に気違いのふりをして絡み続け、友人達は大爆笑。これを数時間続けます。
こういう形でしか友の関心を得ることができない、哀しい道化です。

dahmer_show1

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「こりゃスゲえや!」「どこ行った?見失ったぞ!」

高校を卒業してからしばらくして、作者の友人が偶然ダーマーに出くわします。
この頃彼は既に、異常な殺人に手を染めていました。
でも友人とのやり取りは実にフツー。他愛ない世間話が交わされます。
思うに、ダーマーは自分と深く関係のある人物は殺せないタイプの人間ではないでしょうか。

「復讐するは我にあり」は実在する日本の連続殺人鬼 榎津巌(えのきづ いわお:演じるのは緒形拳)の半生を描いた映画ですが、留置所で父親(三國連太郎)が彼にこう言います。
「(お前は)恨みもなか人しか殺せん種類たい」
これはダーマーや榎津巌の本質を表しています。

vengeance
邦画史屈指の名シーン

以前科学雑誌で読んだのですが、他者への共感を全く欠いた、いわゆるサイコパス型人間が社会には結構な割合で存在するとか(欧米では全人口の4%と言われている。私もこの手の人間と接したことがあるので頷けます)。
ただ、サイコパスが殺人を指向することは稀で、その指向が仕事に向いたり(実際、CEOなど会社のトップに多い)、周りに愛想を尽かされて孤独になったりするらしいです。

私達も長く生きてると、周囲に精神の危機を抱えてる人を目撃することがあります。
正直、そんなときに我々が出来ることは少ないんです。
人の心は本人しか変えられないんで。

「My Friend Dahmer」はそのやるせなさを淡々と描いていて、読み終わった後、切ない気持になります。
日本語版は多分まだ出てないので、興味があれば原書でどうぞ(漫画なので電子辞書があれば問題なく読めます)。

MyFriendDahmer_chop
「中身がどうなってるか知りたいだけさ」

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