シャーロック・ホームズ:罪と罰 Part31

なにげなく命に関わる実験を強行するホームズ。



詳細な殺害方法は次回で判明しますが、勘の良い方ならもうおわかりでしょう。
この事件も、あと2回で解決です。
とは言っても、犯人がそう易々と尻尾を掴まれるはずはありません。

次回はワトソンの災難回です。お楽しみに(笑)
上野公園にある国立科学博物館で開催している「大アマゾン展」に行ってきました。

あまり期待しないで行ったら、めちゃめちゃ面白かった!
魚類以外は全て剥製・標本なので、いわば本物です。

中には、この地球にこんな不思議な生物がいたのか!というくらい奇妙奇天烈な動物なんかもいました。
元々、アマゾンのある南米大陸とアフリカ大陸はくっついていて、これはゴンドワナ大陸と呼ばれています。
プレートが動いて南米とアフリカが分かれたのは約1億年前。
ここから南米大陸の歴史が始まり、生物は独自の進化を遂げました。

jura-ki

更に、300万年前にパナマ陸橋が隆起して北米大陸と繋がると、そこから新種の群れが押し寄せ、混ざり合います。
特にピューマはかなり猛威を振るったようで、こいつらのせいで絶滅した種も数多くあることでしょう。

puma
一応、ネコの仲間

とにかく他のどの場所でも見られないほど、生物がカラフル。
こんなに派手だと天敵に見つかりやすく、生存競争に不利だと思ったんですが、どうしてカラフルに進化したか分かりますか?
答えは記事の最後に書きます。考えてみて下さい。

コンゴウインコ

哺乳類のセクションは可愛い動物も多いですが、爬虫類・両生類のブースに来るとがらっと雰囲気が変わります。
蛇・トカゲ・ワニなど、ハードコアの世界になります。
爬虫・両生類は体の温度=外界の温度になるので、アマゾンのような熱帯の水場は絶好の住み処のようです。
6mくらいあるオオアナコンダの標本は圧巻だった。これはジョン・ヴォイト(アンジェリーナ・ジョリーの父親)も丸呑みにされてもおかしくないw

昆虫のコーナーは、日本の基準から言えば規格外のドでかい虫が多く、虫嫌いの私にとっては正直キツかった。
どれもH・R・ギーガ(エイリアンをデザインした人)の作品みたいにグロ格好良く見えます。
あ、でもモルフォ蝶だけは素直に綺麗だと思った

Morpho

アマゾン川の水面下の世界は更にハードコアです。
人間にとっては、南米で最も危険が多いでしょう。
有名なのはピラニアですが、群れでいる時に血のにおいを嗅ぎつけた場合に限って凶暴になるのであって、いきなり人間を襲うわけではないそうな。
水槽に展示されていた生きてるピラニアは大人しかったし、あごがしゃくれてて可愛いと言えないこともない。

現地で最も恐れられている魚はカンディルで、獲物の皮膚を食い破って中に入り、内部から食い荒らしていく。
人間にも容赦はない。
目はなく、ナマズの仲間なので鱗もなくヌメッとしていて気持ち悪い。
生きてるブルーカンディルもピラニアの横に展示していて、ピラニアの大人しさに比べると、カンディルは狂ったようにグルグル泳ぎ回っていて不気味だった。

カンディル

吸血性のカンディルはアンモニアを手掛かりに獲物の中に潜り込むため、川でおしっこした人間の尿道に食い込むという…
しかもエラの辺りに返しのトゲがあり、一度侵入されたらもう抜けない…
説明を聞くだけで痛い痛い!

他にも電気ウナギや、毒の尾を持つエイなど、殺す気マンマンの生物が河の中には多い。

また、植物も規格外の大きさのものがあり、オオオニバスという蓮の葉は直径3mにもなる。
人が乗ることもできそうで、まるでおとぎ話の国のようです。

生き物の剥製や標本が大量に展示されてるので、ずっと見てても全く飽きませんでした。
午前10時に入館して、出たのが15時くらいですもん。

ただひとつ難点を挙げるとすれば、展示物の下に書いてある説明文の文字が小さすぎる。
視力1.5の私でさえ身を乗り出して目を細めたくらいですから、子供やお年寄りは読めないでしょう。
これは博物館だけでなく、他の美術館にも言えることです。
「キャプションは文字を大きく!」
このことは声を大にして言いたい。

さて、先ほどの問題:「なぜアマゾンの生き物はカラフルか?」の答え。
それは、「熱帯雨林が日光を遮っていて昼でも薄暗いので、異性に発見してもらいやすくするため」です。
ジャングルの中を探検する映像を見たら、確かに暗くて周りが見えづらい。
そもそも繁殖するためには求愛しなければいけないので、視認性のよい原色バリバリの体色の方が有利に事を進められたようです。

大アマゾン展は、今年に入って一番興味深かった良質の展覧会でした。
6月までやってるので、都内に住んでいて有意義な休日を過ごしたい人は、行ってみてはいかがでしょうか?

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すごく充実した日だったようでこちらもニヤニヤしてしまう文章でした(笑)

ろへいさんのこういう細かな知識はやはり、こういう展覧会に足を運ぶ事によって積み重ねられているものなのでしょうか。

ピラニアが基本、人を襲う生き物でない事にすごくビックリしました!

Re: タイトルなし

> こんこんさん

そうですね。知識が欲しいので、実は半分義務感で美術館や博物展に行ってます。
去年はほぼ毎週、美術館通いをしてたので、かなり勉強になりましたよ