シャーロック・ホームズ:罪と罰 Part32

ワトソンをいびりつつ、ようやく犯人を突き止める。



一件落着かと思いきや、今回はいつもの事件とは異なる展開になります。
ホームズも見逃していた、一見些細な手掛かり。
その細い糸をたぐることで、意外な真相が見えてきます。

次回、驚愕の解決編!
ホームズが(すなわち私が)下す審判とは…
乞うご期待!
以前の記事で、「オックスフォード白熱教室」というとんでもなく知恵熱が出てワクワクする数学の啓蒙番組を取り上げました。
今回は、サイエンス(主に物理学)の啓蒙番組「バークレー白熱教室」が非常に興味深かったのでご紹介します。

アメリカの名門、カリフォルニア大学バークレー校において、学生の投票でベスト講義に選ばれた、リチャード・ムラ-教授による物理学講座の公開授業です。
全5回、テーマは「エネルギー問題」。

「物理は法の原理より先にくる」をモットーとするムラ-教授が、「もし君が大統領になったらどんな知識を身につけていなければいけないのか」をキャッチフレーズに、近い将来に起こるであろう災厄を回避するため、エネルギーに関する最低限必要な科学的な考え方を伝授します。

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以下に動画のリンクと、私の感想を載せておきます。

第1回:エネルギー 君なら何を選ぶ?

なぜ数字に強くなければいけないか?という根本的なお話で生徒達の心をわし掴みにしてから、今後、現実的に選択可能なエネルギー源の種類をざっと概観する。
思うに、"コスト"・"エネルギー効率"・"環境への悪影響"の3つが判断基準になるっぽい。

第2回:クリーンエネルギーを検証する

引き続き、各エネルギー源を細かく検証し、メリットとデメリットを網羅的に解説。
具体的な数値を示しながら説明してくれるのでわかりやすく、どのエネルギー源も一長一短で悩ましい。
例えば太陽光発電は、ソーラーパネルはとても安い一方、エネルギー効率は悪く、天気が曇ったら更に下がる。
水素電池はエネルギー効率は良く、燃料は安いが、バッテリーが高価で結局割高になる、等々。

第3回:地球温暖化の真実

巷には「地球温暖化なんてウソっぱち説」というのが流布している。
ムラ-教授は信頼できるデータを示しつつ、圧倒的な説得力で温暖化を立証する。
その結果、二酸化炭素濃度の上昇は"100%"人間が原因であるという衝撃の事実が導かれる。

印象的だったのは、女子学生の「地球が温暖化したらいけないんですか?」という無邪気な質問に対するムラ-教授の回答。

『地球の平均気温が1.5℃上昇すれば、人類の歴史上最大の変化だということになる。
急激な変化は破滅に繋がると、私は思う。
科学者の中には、植物は温室の中で育てなければいけないから、温暖化は植物にとってメリットがある、と肯定する者もいる。
これは科学ではなく、世界に対する考え方の問題なので、私はそういった意見も尊重する』


これぞ科学者魂です

第4回:原子力を知る

まず放射能の基礎の基礎から教えてくれるのがありがたい。
福島原発の事故で「原子力は何となく怖いもの」という刷り込みがされたが、実際に何が怖いのかを筋道立てて教えてくれる。
この回は、私のように福島生まれの人間にとって、もの凄く興味深い講義だった。
原子力はウランの崩壊を利用していて、崩壊のさせ方をコントロールすれば原子炉に、しなければ原子爆弾になるという話が面白い。

第5回:エネルギーの未来 大統領に提言せよ

偶然、大統領と同じエレベーターに乗り合わせたという設定で、30秒間で大統領にエネルギー問題について提言するなら何を言うべきかを、生徒とディスカッションする。
生徒の講義への意欲が激しすぎて、見てるこっちもやる気が出てくる。
まさに白熱教室。
問題の核には、中国を始めとする発展途上国のエネルギー使用を抑えなければ、地球温暖化は絶対に食い止められない、というジレンマがある。
早い話が、中国からすると「アメリカはエネルギーを湯水のように使って経済成長したのに、これからはダメだなんて勝手だ!」という、もっともな言い分です。

講義を通してムラ-教授が推してるのが、天然ガスとネガワットの2本柱だという印象を受けました。
ネガワットとは、省エネのことです。
技術開発によって電化製品などのエネルギー効率を高めることで、冷房を我慢する必要もなく、コストも二酸化炭素も減らせる、というもの。

とにかく学生が熱心で、講義の途中でもバンバン質問するんです。
こんな授業を受けてみたかった…
今はこのように、大学の講義をインターネットで見ることができるので幸せです♪

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