Papo & Yo 実況 Part04

ずーっと雨が降っていて、陰鬱な雰囲気。



空飛ぶ家を積み上げるパズルは、奔放なイマジネーションが炸裂してます。
前半の見所のひとつです。

動画の最後には、悲しい展開が待っています。
私はこの辺りから、本作がただのパズルゲームでないことに気付きました。

シャーマンを探す旅は続きます…
去年からずっと、「父が子に語る世界歴史」という本を読んでます。
これは、1947年にイギリスの植民地だったインドが独立し、初代首相になったジャワーハルラール・ネルーが、獄中から娘に宛てて書いた196通の手紙を本にまとめたものです。
娘の教育のためと、監獄での膨大な時間を利用して自らの思考と記憶を整理するために書かれたこれら大量の手紙は、以下の点で凡百の歴史書と異なります。

・まだティーンエイジャーの娘に書いているため、わかりやすい。年号が殆ど出てこず、エピソード多めで印象に残る。
・ネルーはインド人なので、インドの歴史に多くを割いている。通常の歴史書はどうしてもヨーロッパ中心に書かれているが、アジアの歴史も詳しく述べている。
・インドは長年、イギリスなど資本主義諸国に搾取されてきたため、資本主義に若干懐疑的で、ソ連などの社会主義に共感を寄せている。

全8巻で、私はちょうど8巻目を読み始めた所です。
歴史的事件の描写は文章のお手本のように素晴らしく、ぐいぐい引き込まれます。
特に近代史に入ってからが面白い。
この手紙が書かれたのが1930年代前半なので、「つい先頃イタリアで政権をとったムッソリーニは…」とか「今のドイツの首相はヒトラーだが…」などの文章が出てきてスリリングです。
あと数年で第二次世界大戦が勃発するので、リアルタイムで世界情勢が緊迫している雰囲気が伝わってきます。

特に経済に関しては猛勉強していたようで、該博な知識に裏打ちされた世界恐慌の分析などはためになります。
ネルーは無神論者で、科学を賞賛し、世界情勢に対して深い洞察力を持っている、近代知識人の見本のような素晴らしい人物だと思います。

所々、軽いジョークが入っていて、読んでてクスッとさせられます。
数ヶ月に一度しか娘に面会できずにいる父親の、深い愛情が伝わってきます。
なんといっても、これらの手紙を出版するなんて、書いている最中は全く想定していなかったわけですから、ごく個人的な私信だったわけです。

初期の指導者にガンジーやネルーのような大人物がいて、インドは幸せな国でした(過去形)。
アフリカなんて、マンデラを始めとする少数の偉人以外は大概、ロクでもない独裁者ばかりですから。

いま、金融に関する説明の手紙を読んでいますが、どんな経済学の本よりもわかりやすい。
山川の教科書が頭に入ってこなかった私のような人間にはぴったりの歴史の本です。

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