Hotline Miami 2: Wrong Number #12

ついに最終回です!
ザ・サンかっけえええ!となります。
彼のガンギマリ台詞「Gotta get a grip!!!」は直訳すれば「気を引き締めろ!」ですが、アクロバティックな意訳をしてみました。
この台詞は一時期、HotlineMiamiファンの間で流行りました。



解説しそびれた謎はまだ沢山あると思いますが、そもそもこのゲームを100%理解することなんてまず不可能です。
各人各様の解釈が存在するわけなんですね。
登場人物が多く、物語の筋を追うのがやっとだったと思うので、最後に時系列を整理してみます。
以下は、古い順に主立った出来事を並べ、簡単な説明をつけたものです。


【時期不明(1984年より前)】
ソ連軍がハワイに侵攻。アメリカと戦争勃発

【1985年…ハワイ】
・登場人物:ビアード,ジャケット

3月17日:
本作で描かれるゴースト・ウルヴスの最初の任務。
同時期にザ・ファンズとエヴァンも従軍していた。
エヴァンがビアードとジャケットの記念写真を撮る

10月30日:
大佐の頭の中で、50の祝福の構想が形作られた。
その構想とは、会員である退役軍人などに軍隊特有の暗号メッセージの電話で任務を伝え、彼らは動物のマスクをしてロシア人を殺す、というもの。
その後、ゴースト・ウルヴスの最後の任務として、ソ連軍のはびこる原子力発電所を攻撃。
ビアードは負傷したジャケットを助け、お守りとして記念写真を渡す。
その時、「こっちのおごりだ」というビアードの台詞がジャケットの脳裏に刻まれることに。
生き残ったジャケットとビアードは、アメリカ本土に帰還する。

【1986年4月3日…カリフォルニア】

ソ連によって原爆が投下され、ビアードが死亡。
冒頭のリチャードとの会話シーンで、彼が白骨化していたのは、核爆発で死んだことを表す。
前作のジャケットの妄想で、ビアードが「こんな嫌な予感がするのは、サンフランシスコ以来だ」と言っていたのは、この場面を暗示している。
親友が死んだことにショックを受け、ヘビースモーカーだったジャケットは禁煙することにした。
前作のラストでジャケットが一本だけ煙草を吸い、記念写真を捨てたのは、過去と決別したことの表れ。

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【1989年…マイアミ】
・登場人物:リヒター,ジェイク

4月02日: リヒターが50の祝福の初任務を遂行する
4月03日: ジャケットの初任務
4月27日: ジェイクが50の祝福に入会

5月02日: ジェイクのもとに、50の祝福からコブラのマスクが届く(漫画版Hotline Miami)
5月24日: バイカーが50の祝福の地下施設を発見。その後、マイアミから逃亡

6月03日: ジェイク死亡。ロシアンマフィアに殺されるのが正史であろう。
6月08日: リヒターがフッカーを殺害し、ジャケットの胸を撃ち抜く。その後、リヒターは逮捕される

7月21日: ジャケットが昏睡から目覚め、警察署を襲撃。その際にリヒターと再会する
7月22日: ジャケットがロシアンマフィアを壊滅寸前に追い込む。ボスであるザ・ファーザー及びイワン・レベデフ死亡
7月23日: ジャケット逮捕(漫画版)

【1990年…マイアミ】
7月20日:
暴動に乗じて、リヒターが刑務所から脱獄。
刑務所内に50の祝福のニュースレターが散乱していたことから、息がかかっていたと思われる。

【1990年もしくは1991年…場所不明】
日付不明: 俳優のマーティン・ブラウンが、映画撮影中に死亡

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【1991年…マイアミ】
・登場人物: ザ・サン,ヘンチマン,マニー・パルド,エヴァン・ライト,ザ・ファンズ

11月05日: エヴァン・ライトが、覆面殺人鬼の事件について本格的に調査を開始
11月11日: エヴァンがリヒターの母親を取材する
11月18日: ザ・サンがコロンビアンマフィアとの戦争を開始
11月21日: ヘンチマンがロシアンマフィアを辞める。最後のカチこみで大金をゲットするも、翌日、彼女のメアリーが金を持ち逃げ
11月27日: エヴァンが約2年半前に殺されたジェイクの所持品を調べ、50の祝福の住所録が入ったフロッピーディスクを発見

12月始め頃: 残虐D級映画「ミッドナイト・アニマル」公開
12月10日:
パルド刑事がアレックス・デイヴィスの家を訪ね、台所に"マイアミの切り裂き魔"の犠牲者の財布を落としていく。
罪を彼女になすりつけ、逮捕してマスコミの脚光を浴びようという魂胆だったと思われる。

12月14日: ザ・サンがコロンビアンマフィアを壊滅させ、ロシアンマフィアが覇権を握る
12月19日: ザ・ファンズがヘンチマンを殺害。彼の携帯電話を奪う
12月20日:
その携帯にかかってきたザ・サンの電話から判明したロシアンマフィア本部に突撃するも、ザ・ファンズ全滅。
ドラッグを過剰摂取したザ・サンは、屋上から飛び降りて死亡。
また、冒頭シーンでリチャードに「おまえは友に何があろうと、気にしないのだろう?」と言われていたが、ザ・サンはヘンチマンが死んだことに全く気付いていなかったことを示している。

12月27日:
パルド刑事が自らの犯罪が露見するという悪夢を見て、アパートにバリケードをして閉じこもる。
悪夢の中で警察署にエヴァンがいたのは、彼が自分を売るかもしれないという、パルドの疑心暗鬼の表れ。

12月28日:
ゴースト・ウルヴスの司令官だった大佐が軍隊を率いてクーデターを起こし、ワシントンで開催されていたアメリカ・ロシア連合会議に乱入。
アメリカ大統領とロシア大統領を殺害する。
この報復措置としてロシアが放った核爆弾により、アメリカの大部分は壊滅。
こうしてマイアミにいたマニー・パルド、エヴァン・ライトは死亡(冒頭シーンで白骨化している)。
留置所のジャケットも死亡。
母親と一緒にハワイにいたリヒターも死亡した。

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ホットラインマイアミ2完結ありがとうございます!!まさか最後に核ミサイルが落とされるとは思いませんでしたが(笑)ジャケットが死んだのは、個人的にショックでした。最後まで生き残るとおもっていたので(泣)あと質問なんですけど、ホットラインマイアミの漫画版はどういうストーリーなのでしょうか?私は英語を翻訳できるほどの実力がないので、大まかでもいいので、教えて頂けるとありがたいです!

Re: タイトルなし

> シュウさん

実は現在、漫画版も翻訳中です。
完成したらこのブログでお知らせしますので、しばらくお待ち下さいませ!

お疲れ様でした。

完結お疲れ様でした。
前作からのキャラクターを含め、誰も幸せになれないなんとも後味の悪いストーリーとラストでしたが、楽しく視聴できました。
ところで質問なのですが、エヴァン・ライトの終盤あたりで、執筆を続けるか、家族に電話をするかの選択肢で家族に電話をするとどのようなストーリーになるのでしょうか?
見落としていたら申し訳ありませんが、教えていただけないでしょうか?

完結おつかれです。

作中でエヴァンとパルド刑事の過去は描かれてましたっけ?
会話内で借りがどうこう言っていたはずですが
結局何があったのかは分からず終いなんですかね。
(それとも私が見落としているだけでしょうか。)

会話内容やパルド刑事が証拠品をこっそり貸し出したりした事から察するに、それなりに大きな借りがあったように思えます。

まあ本当にただの友人的な間柄であった可能性もありますがね

Re: お疲れ様でした。

> すみさん

もしエヴァンが奥さんに連絡するという選択をしたら、彼は執筆を諦め、核爆発のラストシーンでは家族で団らんしている様子が描かれます。
そしてリヒターと母親が見ているテレビ番組では、エヴァンではなくマーティン・ブラウンがインタビューされることになります(これはおそらく録画)。

> jimaさん

エヴァンとパルドの貸し借りの話についてはまったくの謎ですが、推測はできます。
前回のブログ記事でパルド刑事が実在の人物であるということを書きました。
リアルパルドは警察をクビになっていまして、その理由が、同僚の悪事をかばったからです。
そのことから察するに、パルド刑事が何らかの理由で懲戒免職になりそうになった時、エヴァンが助けてやったものと思われます。
エヴァンが「まだクビになってないのが不思議なくらいだ」とか「職務怠慢か不祥事でクビになるさ」など、思わせぶりなことを言っていたのもヒントだったのかもしれません。

ホットラインマイアミ発売中

このホットラインマイアミ2や前作の動画を拝見してますます作品に引き込まれていきました。
核兵器で殆んど死んでしまったのは悲しいけど戦争なんだと思いますが地元が被爆地なので日本に撃ったアメリカが逆に被爆すると言う皮肉、製作者たちの撃てば撃たれるって因果応報と言うかそんなメッセージなのかなとも思ったりしました
最後の動画みた後、2の最初の2周目を見ると感慨深いですね
と言うかリチャード兄貴はジャケット兄貴の別人格的な存在なのか『彼』が何者なのか最後まで理解出来ませんでしたが謎があるのもこの作品の魅力ですね!
ろへいさん動画制作及び攻略&翻訳お疲れ様でした♪

そうそう通販で購入したホットラインマイアミは明日に届くとか、このザマですorz

Re: ホットラインマイアミ発売中

> DAN.さん

あののどかな曲に合わせて核爆発が巻き起こるというエンディングは、スタンリー・キューブリック監督の「博士の異常な愛情」が元ネタだと思われます。
狂った軍の司令官が核ミサイルを発射するというストーリーも一緒です。
ジャケット=リチャード説は海外のフォーラムで根強いですね。服装が同じですから。
私はそうは思いませんが…

それではホットラインマイアミを存分にお楽しみ下さい。
難しいですが、慣れればハマります

No title

 初めてコメント投稿します、今更ながらホットラインマイアミ1、2をすべて見たので少し感想を
 このゲームは終末的なストーリーで救いもないですが、そんな中人の絆や愛情に重点が置かれているからとても胸に迫るものがありますね、やりきれないけどとても好きなゲームでした、実況お疲れ様でした

Re: No title

> 九龍さん

ご視聴ありがとうございます。
ストーリーは愛情に重点が置かれていても、ドット絵でさりげなく表現してる所が凄いと思います。
デナトン・ゲームズの次回作に期待してます。

No title

他のクリア動画だけは見たんですが意味がよくわからず、日本語の解説が見つからなくて助かりました。ありがとうございます。

見落としてるだけかもしれませんが、2点よくわからなかった事があります。

1.ダニエルズは助からなかった?
相方が死んで、失意のもと爆発に巻き込まれたのか、それとも生き残ったのか
蛇足ですけど1でジャケットの回想でバーやコンビニが出てくるのは彼らの影響ですね。そういえばステージタイトルとなっているビデオショップは何だったんでしょう・・?元々の趣味とかでしょうか?

2.The Abyssは何だった?
ジェイクが少し生存ということでこれはif史のほうではありますが、ジャケットが最初の部屋で見たような光景の写しでもありますよね。これを愛国者たちの根幹とみるのか、それとも何か別の、実在はしないがそもそも彼らに何かしらの形で(夢?)干渉するものということなのかよくわかりませんでした。なにかしらお考えがあるなら教えていただきたく思います。

No title

連投すみません。今さらながら考えを整理できてきた次第で、なんとなく辻褄あわせができてきました。

2の冒頭を見直してなるほどなと思ったのは、リチャードは「回想者」なんだろうなということですね。このゲーム中、全てのシーン中に起こることは実際の出来事ではなく、回想者がビデオを通して見ている登場者の意識を通して見る映像というかヴァーチャルであると。なぜか回想者はその登場人物に干渉できたりするわけですが、まあ地獄の使者の特権みたいなものでしょうか。となるとフェンズが鶏の仮面を通して未来(というか先のシーン)を見たというのも、実際に起こったわけではなく登場者が配置されたヴァーチャルなのだからという点で納得です。

ジェイクが少し生存し、エヴァンが真相に迫るという実際には起こっていない「回想」の大幅な「if」が発生したために、バグのような綻びが発生して、アビスにエヴァンを発露させた。最初のシーンの別バージョンみたいなものでしょうか。あの世界で実際に描かれているのはアビスだけで、登場人物も全員アビスの住人というか囚人であり、回想者がそのシーンを見ようとする度にそのシーンで演劇を遂行しなくてはいけない。リチャードは一貫して抗うことを止めろと、道を変えろと言っているわけですが、何かしらのオマージュなのでしょうか?演劇を止めて、諦めろということでしょうかね?それか、死を満足することで何かが変わるということなのか・・そこはよくわかりませんでした。ダニエルズの件もあいかわらずわからないのですが・・・

何か、当たり前のことを書きましたか?よく考えたら2の冒頭だけでわかることなんですよね。あのシーンの意味が全くわからなかったので混乱してしまいました。

Re: No title

> masiさん

面白い見解ですね!
リチャードが回想者だという解釈は初めて聞きました。小説でいう地の文みたいな感じでしょうか。
いちおう、私の考えはこうです。

1.ダニエルズは助からなかった?
助かりませんでした。
バーンズの死を看取る間に、自爆に巻き込まれたはず。
ビアード達のあとに続いて来ませんでしたから…

2.The Abyssは何だった?
現実の施設だと思います。
廃墟となった50の祝福のセミナー会場です。
そこで、50の祝福の指令で殺人を犯したマスクマン達を匿っているのだと思います。
50の祝福だったら、用済みの者は始末するような気もしますが…

No title

>>ろへい さん
なるほど~返答ありがとうございます。
確かに、ヘリを呼ぶシーンでダニエルズはいなかったんですよね。バーンズとは悪態をつきあっていてもで戦友であり親友であったんでしょうね

アビスについては、ジェイクが死んだのが2年前なので50の祝福の拠点が捨てられたものと見るのも確かになと思います。どこかで核シェルターのようだと書かれていましたが、そういうことなのかも。

持論を押し付けるようでアレですが、あれが死者の世界で巻き起こる、ただの回想だとするといろんな台詞やシーンに合点がいった気がしていたので勝手に納得してしまいました。アビスは、エヴァンが回想外で地獄の使途たちと接触してしまったから、(地獄の世界には直接関わらないという取り決めを最初にした?)夜に関わるな、とあっさり追い返されたのかなあと。結局のところリチャードが何を望んでいるのか分かりませんが、登場人物たちは何かしらの納得のための契約があり、それを叶えるために回想を繰り返しているのかな~とか思ったんですね。で、最後のシーン、リヒターのラストは死ぬことへの納得をさせたのかなと。ヤツらに気づかれる~ってのは、リヒターの契約が成っているのに回想シーンを演じ続けることに対し、それは違反だみたいなことなのかもなあとか。

まあ確たる証拠はなし、自分はこのように考えました。この作品、色々考察できて面白いですよね

No title

できれば一度二週目の最初に見られる主人公達の会議みたいのを見てろへいさんの解説を聞いてみたかったです。
あと1989年…マイアミの時空列でいつだか忘れましたが、バイカーとジャケットが相討ちにあってその後頭に包帯を巻いて留守番(実際には精神を病んだジャケットの妄想)を聞き勝手に行動したので50がリヒターに粛清を頼んだって事でいいのですかね?

Re: No title

そういうことだと思います

> あと1989年…マイアミの時空列でいつだか忘れましたが、バイカーとジャケットが相討ちにあってその後頭に包帯を巻いて留守番(実際には精神を病んだジャケットの妄想)を聞き勝手に行動したので50がリヒターに粛清を頼んだって事でいいのですかね?
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主に海外のアドベンチャーゲームを実況プレイしてます。
ゲームも映画も小説も、実在感の感じられる重厚な作品が好きです。

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